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物語の中のハーブ ‐ ネトル

2016年02月10日

デンマークのアンデルセン童話「野の白鳥(白鳥の王子)」では、白鳥になった兄弟の呪いを解くための末妹が紡ぐ糸に、ネトルが登場しています。

イラクサ()を素足で踏み、茎から糸を紡いで兄達のために上着を編みます。
ネトルの和名は西洋イラクサ。痛そうな名前ですね。このハーブは肌に葉(トゲ)が接触するだけで痛みを感じるという、著しい特徴を持っています。

 

それで思い出しました。
江の島(神奈川県)の側道を歩いていて脇に生える植物を触ったときに、指先に電流に触れたような強烈な痛みを感じてびっくりしたことがありました。そのときは分かりませんでしたが、きっと、野原や道端でも目にすることがあるというネトルだったのでしょう。
(痺れと痛みが完全に去るまで2日ほどかかりました)

シソの葉に似たネトルは北半球を中心にして世界中に自生します。
不用意に触れて痛い目に遭いましたが、後にして思えば、野生のハーブに出会えた喜びもありました。

Nettle(ネトル)はNeedle(針)に通じ、針で刺されたような感覚を形容しています。刺されると丸一日痛いことを我慢することになる注意が必要なハーブです。

 

ハーブ先進国のドイツでは1~2月頃から積極的にハーブティーを飲みます。
それはアレルギーなどを予防する習慣で「春季療法」と呼ばれています。

春季療法とはヨーロッパなどで古くからある療法をいい、
冬の間に溜まった毒素や老廃物、余分な水分を薬草を使って排泄させ体質改善を促します。ネトルは、ドイツにおいて春季療法として、積極的に摂取しているアレルギー予防の代表ハーブです。

 

ネトルのお茶の効能には、利尿作用、浄血作用(血液をきれいにする)、抗アレルギー作用などがあります。
葉緑素が多いため、お抹茶のような風味で和菓子に良く合うようです。
ネトルをハーブティーで飲んだとき、草っぽい風味がしたのはそのためだったと知りました。好みの分かれるところかもしれません。

 

 

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